約3年間の実務経験をしましたので、そろそろ独立かと考えました。
しかし自分にはコンサルタントとして持つべきノウハウがないことが、独立するには決定的に不足している点であることもわかっていました。
NTTデータの研修子会社にいた間に、さまざまな研修ベンダーに仕事を依頼したため、彼らのノウハウを知ることとなりました。
だからといって断片的に知り得たノウハウを頂戴して、自分で仕事をやっていけるような甘い世界ではないことも十分に承知していました。
お付き合いのあったベンダーのうち、もし就職したら自分に一番フィットしそうなベンダーのコンサルタントに、同社に転職したい旨の相談を持ちかけました。
そのコンサルタントは、同社の専務取締役を務めた人でしたので、トップである会長に話をつないでくれました。
会長と面接をしただけで、2007年1月から働いてほしいと即決してくれました。
通常、その会社では、営業職からキャリアをスタートするのですが、会長の判断でコンサルタントとしてスタートすることになりました。
会長からは、年明けの仕事始めの日に全社員が参加するイベントがあるから、そこで私を紹介するので挨拶してほしいと言われました。(続く)